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あなたの肝臓をもっと健康に!

いろいろな肝臓病・肝機能障害の診療に長年の肝臓専門医としての経験と最新知識を活かし、あたっております。

  • C型肝炎の患者さんには、インターフェロンフリー治療(飲み薬だけの治療)を受けていただき多くの方がC型肝炎ウイルスから解放されております。現在はハーボニー、ソバルディの服用が中心です。
  • B型肝炎についても診察、検査結果に応じて、核酸アナログ(飲み薬)での治療を中心に受けていただいております。 現在はバラクルード、テノゼットの服用が標準です。
  • 脂肪肝・NASHについては食事や運動、生活習慣の改善を含め相談にのりながら診療に当たっています。
  • 原発性胆汁性胆管炎(旧名:原発性胆汁性肝硬変)自己免疫性肝炎の患者が多いことも特徴です。

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B型肝炎治療の薬は、

  1. 飲み薬:核酸アナログ
  2. 注射薬:インターフェロン

に分けられます。

核酸アナログで現在、日本で使われている薬は、ラミブジン(ゼフィックス)とアデフォビル(ヘプセラ)とエンテカビル(バラクルード)の3種類があります。海外では他にも数種類が使われていますが、中でも重要な薬がテノフォビルです。 臨床試験が日本国内でも進み、もうすぐ、日本でも使えるようになるそうです。 3月1日発表の熊田先生のガイドライン説明でも名前が出てきています。

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テノフォビルはエンテカビルと同程度のB型肝炎ウイルス抑制効果があるデータが発表されておりますが、今回、HBe抗原陽性でHBVDNAの多い患者さんでは、テノフォビルの方がエンテカビルよりもウイルス抑制が早く確実であるという報告が、

2014 Mar;39(6):629-37. doi: 10.1111/apt.12629. Epub 2014 Jan 27.

に出ておりました。

PubMedで抄録が読めます。

抄録

背景:テノフォビルとエンテカビルの2剤はB型慢性肝炎治療の第1選択薬となっているが、直接的な効果比較の研究は少ない。

目的:血清HBVDNA量が多い(6logIU/mL以上と定義)B型慢性肝炎患者さんで始めて核酸アナログ治療受ける場合のテノフォビルとエンテカビルの効果を比較

方法:2009年から2012年の間にカルフォルニア北部の肝臓消化器科クリニックを受診した成人B型慢性肝炎患者さんに関するレトロスペクティブな多施設コホート研究を実施した。

結果:テンフォビル群59名、エンテカビル群216名による検討。治療前の両群の特徴に差はなかった。HBe抗原陰性患者群ではHBV要請についてエンテカビル群とテノフォビル群の間に差は認められなかった。(P=0.72)対象的にHBe抗原陽性患者さんの群では、テノフォビル治療群がエンテカビル治療群よりも有意に早くHBV抑制を達成した。(P<0.0001)カプランマイヤー法では、HBVの完全な抑制率は6か月後で18%対11%、12か月後で51%対28%、18か月後では72%対39%であった。 Coxハザードモデル多変量解析方ではテノフォビル治療群はエンテカビル治療群に対してHBe抗原陽性患者群に限り優位にHBウイルスを抑制した。(HR = 2.59; 95% CI 1.58-4.22; P < 0.001).

結論:テノフォビルはHBe抗原陽性で血清HBVDNA(6logIU/mL以上)が多い患者さんの治療においてエンテカビルに比べて優位にウイルスの完全抑制達成に効果的である。