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B型慢性肝炎の治療 (ガイドラインの補足‐2)

  1. IFN在宅自己注射可能な症例はQOLを考慮して在宅自己注射を推奨する。
  2. 母子感染例はIFN抵抗性のことが多く、 Sequential療法(Entecavir+IFN連続)も選択肢のひとつとなる。
  3. 肝硬変例および肝細胞癌治癒後の症例も、核酸アナログの治療を行う。
  4. 抗ウイルス療法は、ALT値がALT≧31IU/Lの場合に考慮する。35歳以上でALT正常値でもウイルス増殖が持続する症例は抗ウイルス療法の対象となる。しかし高齢者やHBe抗原陰性例、抗ウイルス剤の投与が難しい例では肝庇護療法(SNMC、UDCA等)で経過をみることも可能である。
  5. HIVを合併している症例では、Entecavirの使用によりHIV耐性ウイルスが出現する可能性があるためEntecavirは使用できない。
  6. HBV DNA量が低値・ALT値が正常であっても免疫抑制作用のある薬剤や抗がん剤投与時にはHBV DNA量が上昇して高度の肝障害をきたすことがあるため注意が必要である。