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原発性胆汁性肝硬変症とは?

 肝臓は胆汁という消化吸収、解毒物の排泄などに関連した液を作り、胆のうにためたりしながら、十二指腸に排泄(流していく)する、働きがあります。

 原発性胆汁性肝硬変症という病気は、体の免疫機能の異常から、肝臓の中の細い胆管が障害されて、胆汁の流れが悪くなる病気です。

 その結果、病気が進行すると、体に有害物質がたまり、かゆみや黄疸などの症状を起こします。

 誤解の多いのが、この病名は、たとえ、肝硬変状態でなくても、「肝硬変症」と呼ばれるので、患者さんがとても、落胆、誤解されることです。

 病状の分類は、いろいろありますが、最も有名なのは、Scheuer分類と呼ばれるもので、下記のように、4期に分けられております。肝硬変なのは、第IV期です。

第Ⅰ期  慢性非化膿性破壊性胆管炎(CNSDC)
第Ⅱ期  細胆管増生
第Ⅲ期  瘢痕化
第Ⅳ期  肝硬変