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あなたの肝臓をもっと健康に!

あなたの肝臓をもっと健康に!

ウイルスとは、細菌よりさらに小さく、基本的に自分自身を複製するために必要な設計図である遺伝情報(DNAまたはRNA)と蛋白質からなる生物です。

単独では生きられず、生きた細胞(宿主)に感染して初めて増殖する(増える)ことができます。
B型肝炎ウイルスHBVの場合、宿主は人の肝臓の細胞(肝細胞)となります。

B型肝炎ウイルスHBV粒子は、直径が約42nm(ナノメーターは1mの10億分の1)で、中心部分に遺伝情報を保存しているDNAを持ち、その周りを(コア:core)とさらに外殻(エンベロープ:envelope)が取り囲む二重の構造で、できています。

B型肝炎ウイルスは、人に感染すると肝細胞に侵入し、増殖します。

B型肝炎ウイルス(HBV)それ自体は肝炎を引き起こしませんが、ウイルスが人にとって異物(外敵)と判断された場合には、人の免疫の仕組み(免疫機能)が働き、体内からウイルスを排除しよう(追い出そう)とします。
しかし免疫機能は、肝細胞の中にいるウイルスだけを選んで、攻撃することができないため、肝細胞ごと攻撃します。このとき肝細胞が破壊され、肝炎となります。

B型肝炎ウイルス(HBV)は、肝炎ウイルスの中では比較的感染力の強いウイルスで、血液や体液を介して感染します。しかし、日常生活の場でB型肝炎ウイルス(HBV)に感染する危険性は、きわめて低いものです。